#CAR 想いでの車〜セドリック07
今は真冬だが、夏の思いでを一題。
後期型に乗り換えてからだと記憶するが、途中でクーラーを増設した。エアコンではなく、「クーラー」である。単体の設置で、現代のようなヒーターとエアミックスするエアコンではない。あくまで冷風のみ出てくる横長の室内機がグローブボックスの下に付く。コンプレッサーやコンデンサーはエンジンルームにあり、基本的なシステムは今と同じだ。
さらに、リヤシートにも冷気吹き出しユニットが付いていた。ユニットとはいっても、本体はトランク内にあり、リヤシートの後ろのトレーに左右2個所の吹き出し口のみが出ている。さらに吹き出し口には、透明で直系がCDくらいで長さ20センチほどの円筒形の筒がつく。直接、リヤシートの住民の首筋に冷気が当たらないようなくふうだ。
円筒は台座が回転でき、ななめに突き出しているので、風向も多少は調節できる。今はほとんど見かけないが、先代センチュリーあたりでこのリヤクーラーを見た記憶がある。真後ろから見ると、リヤウインド越しに透明のクレーターが突き出ている、そんな感じだ。
さて、冷房力はというと、そこそこイケたと記憶している。ただし、リヤクーラーは、当時はオプション(のオプション)増設だったらしく、前後で冷気を出すと、コンプレッサーの能力的にはやや追いつかなかったらしい。パワーも燃費も2割ほど体感的にはダウンしたと父は語っていた。
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