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#CAR 想いでの車〜ルーチェ・ロータリークーペ

196910_l    1960~70年代、国産各メーカーは、競って自社フルラインアップを敷き始めていたと思う。子供心にも、それは十分伝わってきた。

フルラインアップとはいっても、現代のように、メカニズム、ボディ形状、排気量をスキマなく揃えるのではなく、サイズや排気量、クラスでは大衆、中級、高級。ボディタイプはセダン、ワゴン、スポーツ。といったくらいで、ものすごくシンプルだった。

スポーツは、本格的なオープン2シーターか、ラグジュアリーな4シーター2ドアのどちらか、というのが大きな流れだったと思う。

クルマ好きな子供だったボクから見れば、前者はMGの国産版、後者はマスタングの国産版といったところが理想というか空想できる範囲というか……

ルーチェ・ロータリークーペは、さしずめ後者になる。

初代ルーチェセダンは路上でよく見たクルマだったが、クーペはほとんど見かけない1台だった

身近で乗っている人はいなかったし、ディーラー前にも置かれていることはほとんどなかった

しばらく、記憶から消えかけていたロータリークーペをそれなりに意識しだしたのは、もうすぐ免許を取って、自分のクルマを持つ現実性が増してきた10代後半になってからである

その理由は、高校までの通学途中にある中古車店の、かなりいい場所に白いルーチェ・ロータリークーペが置かれていたからだ

価格は、当時すでに新車から10年以上経ていたにもかかわらず、けっこうな値段が付けられていた

ただし、同時期の2000GTや117クーペ、そのころで1個前のクラウンHTやセドリックHT、あるいはセリカなどよりは安かった。6年落ちのコロナHTとほぼ同等くらいだったように記憶する

復活したコスモよりも、デザイン的にスッキリとしたイタリアンテイスト、117クーペよりも広そうだし室内は明るそうなので、乗ってみてもいいかもしれない、という感触はあった

程度は、外から見る限り、年数ほど痛んではいないが、極上でもない

普通、中古車は徐々に表示価格が下がっていくケースが多いが、そのクーペは高校へ通う3年間、一度も値段を書き換えられることがなかった。さらに、1度も動かされた形跡もなく、ずっと自分の居場所を他車にゆずることもなかった

4年目、中古車店が店じまいするとともに、そのクーペの姿も消えた


その少し後で、知り合いから出始めのロータリーエンジンはメンテが大変で、ロータリークーペは手入れも難しく、もしかしたらパーツ欠品がけっこうあるかもしれない、と教えられた

結局、買うことはなかったものの、その話を聞いて複雑な思いになった

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