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#CAR 想いでの車〜クラウン02

Rs4112代目クラウン。

ボクにとって、リアルタイムで見たり乗ったり、触れたりしたクラウンはこの世代から始まる。

先だって書いたように、初代クラウンは、ちょっとボクの年代では時期の古いクルマになってしまう。

子供心にも、初代と2代目でクラウンのルックスはずいぶん変化したことは一目で認識できた。

横並びの4灯式ヘッドライト、直線と平面で構成されたボディなど、グンと近代的にはなったものの、ボクにはどこか間延びして見えた。

さらに、ワイドで低くなったにもかかわらず、全体的にはクルマが腰高にも見えた。

おそらく、子供の目線では、ボディラインのハイライトの位置が高すぎたことが原因なのだろう。

大人になってから改めて見返すと、それほど腰高な印象はない。

さて、2代目クラウン。

ボクも父もこのクルマを常用しているオーナーは少なく、もっぱらタクシーやハイヤーなどでの乗車が多かった。

これも以前初代カローラからレンタカー普及率がグンと増えた気がすると書いたが、タクシーでは2代目クラウンからクラウンのタクシー率がグンと増えた印象がある。

歴史を紐解くと初代クラウン時代にはタクシー用としてデザイン違いのマスターがあり、2代目からはマスターもクラウンと同じデザインに統合されたということなので、さらに印象に拍車がかかったのかもしれない。

一方では、東京オリンピックを境にタクシーの台数が増えたとか、景気の上昇によってクラウンクラスの中型タクシーの比率が上がったとか、要因はいろいろありそうだ。

ともかく、2代目クラウンのころから、東京では、クラウンとセドリックがタクシー用車の2大ブランドとして本格的に定着したと思う。

子供心にクラウンに乗車したインプレッションは、まず、ガランとした広さの室内にオドロイタ。

天井はそれほど高くないが、特に横方向は、それまで乗った5ナンバー級の国産乗用車のどれよりも広かった。

もうひとつ大きく印象に残っているのがダッシュボードとメーター。

ダッシュは、すべてが横基調でデザインされアールがきいたカウンターのように見えた。

当時の電化製品も、こういったジェット機やロケットみたいなデザインに傾注していたから、当然の流れだったのだろう。

ラジオやグローブボックス、灰皿などがデザイン上スッキリと溶け込んでいて、言い換えれば、「何もない」である。

さらに、スピードメーターも横長の長方形で、針が水平移動するモノサシのような形態。

当時としては、相当モダンなダッシュまわりのデザインだったのだろうが、子供のボクから見ると、かなり材料や装飾をケチっただけにしか見えなかった。

高級なものは重厚感があり絢爛にいろいろなものが並ぶ、といった刷り込みが強かったのかもしれない。

ほとんどタクシーやハイヤーだから(特に距離も走っていただろうし、ドライバーの腕の差もあるし)、乗り心地に関しては、さほど良好とは思えなかった。

田舎道の大きなギャップでは、子供のボクでも体が跳ね上がって天井に頭を打ったことが何度もあった。

父と運転手との会話で、今も耳に残っているのが、父が尋ねた一言。

父:「クラウンは、ケツを振るだろう?」

運転手:「そうなんですよ、わだちがきつかったり、カーブをスピード出して曲がると」

父:「昔から、そうなんだよな」

リヤサスの横剛性が意外に低い(今はそんなことはないだろうが)と評価されるトヨタ車のルーツは、こんな昔からずっと引き継がれてきたのである。


2代目クラウンは、数回小変更やマイナーチェンジや変更を繰り返した。

外観的には、ボディラインなどの基本形はほとんど同じまま、フロントグリル中央の切りかきが徐々にワイドになり、リヤテールランプは初期は丸で後期は四画に変更する。

客待ちタクシーの列を見て父は、その外見上の違いで低年式・高年式を判断して、可能ならば高年式のクルマを選りだし、順番待ちなどで不可能だった場合は、低年式が当ったら乗り心地をあきらめ(距離を走っているから)、高年式が当ったらそれなりに喜んでいた。

この、ボディラインはほとんど同じだが、フロントやテールの違いは子供のボクにも一目で識別できた。

クルマのディテールの違いで、前期・後期を見分ける作業があるというのを覚えたのが、2代目クラウンからだった。

また、国産車が、たとえば初代セドリックがヘッドライトを縦から横に変化したほど大幅にではなく、小手先のディテールの変化でマイナーチェンジ等を行う流れも、この当時から本格的になった。そんな印象もある。


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