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プレ・クラシックデジカメの楽しみ その2

LC40
 プレ・クラシックなデジカメには、レンズ交換一眼レフデジカメがあまりに高価だったため、ハイスペックなコンパクトデジカメが多数輩出したことにも注目したい。さらに、デザイン的にも個性が光っていたモノが多いことも。そんななか、真っ先に頭に思い浮かんだのがパナソニックのLUMIX DMC-LC40。

 このカメラは2001/10月発売のフラッグシップ・DMC-LC5をベースに、機能を削って、さらにボディサイズも削って2002/4月に発売されたセカンドシップだ。
 
 キヤノンG2、東芝アレグレットM70、カシオQV-4000などと共用のプラットフォームだったDMC-LC5から、ハイブリッドAFやホットシュー、フォーカシング切替ダイヤルなどの省略、液晶の小型化などを行って、ボディの左側をバッサリと切り取って小型化、さらにストロボもポップアップ式にして左肩も切り取っている。バッテリーはそのまま大容量サイズのまま、34〜102mm相当 F2.0〜2.5のレンズ光学系、1/1.8型 413万画素 補色系CCDもほとんどそのままだったから、ぶ厚さは引き継いだ。

 その結果出来上がったのが、ゴシック建築の一部を切り出したような、独特の重厚感あるスタイリングなワケだ。よくぞここまで削りました、と言いたくなるほどだ。ボルシーやエンサインのように、コロンとしているが意外に掌への収まりはいい。

 レンズやバッテリーなど、カンジンな性能は落とさず(絞り・シャッター優先やブラケティングなどはDMC-LC5並に使える)、不要な部分はバンバン切り取っていったところは、VWルポに通じるかもしれない。もちろん、コンバーションレンズなども共用可能だ。

 で、画質はというと、処理エンジンはDMC-LC5から見直されたらしく、あのどこかネムイDMC-LC5の色かぶりは減少してスッキリと明るめになっている。ライカDEGILUX 1 に近いのではないか、と個人的には感じている。起動などの動作も、ちょっと速いかも。

 DMC-LC40のいいところというか同じレンズのカメラ中唯一、ループ式ではあるものの、ライカM5と同じように2点の縦吊りストラップになることだ。

 たぶん、販売的にはかんばしくなかったようで、ほとんど見かけない謎めいた存在、ツウ好みの縦吊り、しかも評価の高い光学系、マニュアルもそこそこ追従してくれる……。たぶん、今後2度と出ないだろうこんなデジカメは。ということで、プレ・クラシック度は高い。

 

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